拡大を続ける鋼鉄の翼: 航空母艦実装に関する見識

艦長の皆様。開発者の見識と洞察をお届けします。これからもっと多く紹介できればいいと考えています。ゲームに航空母艦がどのように実装されたのかをご紹介します。克服しなければならなかった課題やこの先の展望などをご確認ください。

航空母艦の導入

実は、初めは航空母艦をゲームに追加する予定はありませんでしたが、最終的にはゲームプレイにおける非常に重要な要素の一つを無視することはできないと決定されました。特に航空母艦のゲームプレイが他の艦艇タイプと大きく異なることも考慮されました。航空母艦の人気は、他の艦艇と比べると多少劣っています。これにはチームに航空母艦が 1 隻までであることやそれによるマッチメイキングへの影響、全体の艦艇数の少なさ、異なる操作技術の必要性といった様々な要因があります。それでも、航空母艦はメタゲーム、およびゲーム全体を形作る重要で価値のある要素であります。

開発チームは、航空母艦のそれぞれの国家ブランチで新しいシステムを導入したいと考えていました。ただし、最初に実装されたアメリカ航空母艦ブランチ (最もバランスの取れた艦艇) と日本の航空母艦ブランチ (より優れた雷撃機のパフォーマンスを提供) は試験的な意味を持つものであり、それ以降の航空母艦で上記のアイディアが実現されることになりました。ドイツ航空母艦は AP 爆撃機を、イギリス航空母艦は絨毯爆撃をもたらしました。そして、ソ連航空母艦では新しい反跳爆撃機が登場します。また一般的な開発可能ブランチ以外に艦艇を提供する方法についても多くの検討がなされました。ストアおよび開発局でのプレミアム航空母艦の提供のことです。この先、キャンペーンの採集褒賞が航空母艦にあることはあるか？さらにはレジェンダリー航空母艦は登場するのか？この決定はまだ下されていませんが、その可能性は少しずつ上昇してきています。ただし、航空母艦をキャンペーン褒賞とする場合、単独での提供ではなく、選択型の褒賞のどちらかになる可能性が高いでしょう。

課題と対応

航空母艦の独自性は代償をもたらすものでもありました。他の艦艇とまったく異なるものであることから、ゲームバランスに関する多くの課題があったのです。まずここで、コミュニティのフィードバックに感謝の意を表します。皆様のフィードバックに基づいて、航空母艦の合計戦闘収入を増加することで、これがゲーム内経済の定期モニタリングに見合った内容となっています。また様々なミッションにより、航空ブランチのレベルアップ速度を上げています。この件に関してはまだ将来的な改善余地があると考えています。例えば、敵艦の発見により多くのボーナスを提供するといったことです。

航空母艦と同じチームでプレイすることも、航空母艦を敵としてプレイするのも難しいと思われがちです。航空母艦を相手にする間は、ミニマップへの意識が極めて重要となります。時には、見つからないようにするために対空兵装をオフにしたいと思うこともあるかもしれません。これに関しては駆逐艦プレイヤーの多くから要望があったため、現行のアップデートでこの機能を導入しました。同時に、航空母艦プレイヤーはチームメイトのために敵のどの艦艇が発見されたかを把握するのに苦労していました。これに関しては、航空機に発見リボンを導入することで主に解決しています。

現状と未来

敵の発見能力は、航空母艦がチームにもたらす最大の利点の一つです。また、航空母艦は HP がかなり高く、さらに戦闘の前半ではかなり安全に行動することができます。全体的に見て、航空母艦は他の艦艇と比較して、生存能力など様々な面において一貫性のある選択肢となれる性能を証明しています。最も重要な点として、航空母艦はチーム内のライバルではなく、チームの一員としてのデザインが心がけられています。言い換えれば、航空母艦による支援と駆逐艦、巡洋艦、戦艦との戦闘がバランスの取れたものであるようにしたいということです。

次は航空母艦のこれからについて話したいと思います。ソ連ブランチの実装により、我々は航空母艦のラインナップは基本的には完成したと考えていますが、それは今後新しい航空母艦が登場しないことを意味するわけではありません。むしろその反対と言ってもいいほどで、さらなるプレミアム航空母艦の追加が予定されており、航空母艦が含まれるキャンペーンと開発局プロジェクトが実施される可能性もあります。ただし、航空母艦に関する今後の一番の目標は開発可能な艦艇の間で最良のバランスを実現することです。

大海原の覇者となれ！