注目艦艇: USS Somers

艦種記号 DD-381 の「Somers」はサマーズ級嚮導駆逐艦のリードシップです。

本艦はリチャード・サマーズ海尉艦長に因んで命名されています。サマーズは、19 世紀初頭の第一次バーバリ戦争でスクーナー「ボルティモア」を指揮し、その後、敵艦隊に対する決死隊として自爆を行う指令を受けた艦艇「イントレピッド」の艦長となりました。しかし、「イントレピッド」は敵の砲撃により予定より早く爆発し、サマーズと乗組員は全員戦死しました。失敗に終わったとは言え、この試みは英雄的であると見なされ、アメリカ海軍ではいくつかの艦艇をリチャード・サマーズに因んで命名しています。DD-381 はサマーズの名を冠した 6 隻の艦艇の 5 隻目となります。また、リチャード・サマーズはニューヨーク州ウエストチェスター郡にある町の名前にもなっています。

本艦は 1937 年に就役し、1945 年までに南大西洋、北大西洋、地中海で数々の護衛任務に参加しました。特筆すべき実績として、1938 年にイングランド銀行の金をニューヨークまで届けており、これがキャンペーン名の由来となっています。

『World of Warships: Legends』において、「Somers」はいくつかの競争力の高い長所を備えた Tier VII 駆逐艦として実装されます。その長所の一つがおびただしいとも言えるほどの 12 発の魚雷斉射です。しかし、魚雷の射程が短いことや比較的弱めの対空兵装などの弱点もあることに注意する必要があります。

「Somers」の長所を最大限に活かすには、「水面下の挑戦」、「懐中の短刀」、「水上の煙」を持つ Albert Gleaves を艦長として使用するのを推奨します。「脆弱な脅威」と「隠密」は好きな方を選ぶといいでしょう。レジェンダリースキルの選択も使い方に応じたものでいいですが、「阻止できない」が最も一般的なものとなります。

「Somers」を使用するなら、火災を引き起こして魚雷を命中させるのを狙うことになりますが、本艦遠距離戦闘にはあまり向いていません。主砲の基本装填時間は 6 秒であるため、接近戦は十分に選択肢になりえますが、これで砲重視の駆逐艦を相手にする場合は恐らく撃ち負けることになります。これは Gleaves を艦長とすることで魚雷重視の構成となるためです。

さあ出港しましょう。大海原の覇者となれ！