注目艦艇: Cossack '38

今回の注目艦艇は興味深い逸話を持っています。

「Cossack」は比較的短いものの、波乱に満ちた経歴を持つ艦艇です。本艦は Philip Vian の指揮下にあったことがあり (『Legends』で再現可能です！)、彼の部隊の一員としてノルウェー海岸で活動し、第二次ナルヴィク海戦に参加しました。ちなみに、この戦いにおいて、ドイツ軍の指揮を取っていたのは同じく『Legends』に登場している Erich Bay でした。「Cossack」は、1941 年 5 月のドイツ戦艦「Bismarck」追撃とその結果としての撃沈にも参加しています。

船団の護衛として定期的に配備されていた「Cossack」は、同年 10 月、ドイツ潜水艦から魚雷を受けた後に同じ運命を辿ることになりました。魚雷による損傷を受けた「Cossack」はジブラルタルまでの曳航中に悪天候によって結果的に沈没してしまったのです。しかし、この惨事の中で一つ伝説が生まれました。あの有名な猫、不沈のサム (『Legends』にはこの猫を描写したパッチがいくつか登場しています。コード 「MVGRQ85LW5」を https://wowslegends.com/code-redeemer で引き換えてこの海の猫を見てみてください) が、またも沈没を生き延びたのです。サムは「Bismarck」から救出されており、後にもう一隻沈没することになる艦艇、航空母艦「Ark Royal」に乗り込むことになります。「Ark Royal」で過ごした時間は、サムにとって最後の海での冒険となりました。その後はジブラルタルとベルファスト (艦艇じゃなくて都市の方です！) で長く幸せな生涯を過ごしました。

優れた速力、隠蔽性、機動力を持つ「Cossack '38」は行動力に優れた多目的駆逐艦です。8 門の 4.7 インチ (120 mm) 砲を活かしての、他の駆逐艦に対する奇襲と優位に立った状態での交戦を得意とします。戦後のバリエーションと同じ単発式で中射程の 4 連装魚雷発射管を備えていますが、消耗品に多少の違いがあります。発煙装置とエンジンブーストは使用できますが、短距離のソナーがありません。他の艦艇による煙幕に入る際や自分で焚いた煙幕に入る際は、これを念頭に置いておくようにしてください。「Cossack '38」は砲戦能力に優れ、目標にかなり高い確率で火災を発生させることができます。また、優れた行動力で再配置を行うことでマップのいたる所で必要な援護を提供することができます。またここぞという場面で魚雷を用いるのも有効です。

本艦の艦長には「Philip Vian」がおすすめです。彼の基本特性「的を絞らせるな」は、あらゆる交戦において HP の温存に繋がる可能性があります。残りは以下を選択するのがいいでしょう。

• 機関や舵が利用できなくなったイギリス艦でぼんやり時間を過ごすことを防ぐための「クイックフィクス」
• 隠蔽性の強化によって奇襲の機会を増やしてくれる「隠密」
• 砲を得意とする駆逐艦としてダメージを受ける可能性は高いため、これを利点に変えられる「生きるか死ぬか」
• 主砲の射程を伸ばし、敵弾の散布界を広げる「サイドステップ」
• そして最後に、焼き尽くすのを好む人のための「力よりも火」

「Cossack '38」とサムと一緒に不沈艦となり、大海原の覇者となれ！